市井紗耶香「我が闘争

kaosama2007-12-03

不世出の独裁者、市井が暗殺される直前まで綴っていた自伝。 
そのエピソードの数々をここで紹介します。 



14歳 芸能界にデビュー 
16歳 ミリオンセラー歌手になり一躍国民的歌手に 
18歳 某政治家のコネで慶応大学商学部入学 
22歳 卒業しソロ歌手兼司会者として独り立ち 
24歳 自民党の某大物政治化の子息と結婚 
26歳 双子の娘(真希・真里)出産のため一時引退 
28歳 芸能界に復帰し若くして大御所として実験を握る 
31歳 舅に頼まれ参議院千葉選挙区から自民党公認で当選 
32歳 乱闘国会で野党議員に蹴りを入れ注目を集める 
34歳 気に入らない質問をした記者に熱湯をぶっかける 
37歳 2期目当選、政務次官就任 
39歳 司会を務める「うたばん」生放送中に「自民党万歳!!」と叫ぶが
              共演の石橋貴明に全責任を押し付け自分は無罪放免 
41歳 自民党参議院副幹事長就任、国会会期延長を全野党に承服させ「豪腕」の異名を取る 
43歳 3期目当選、ついに念願の入閣(文部大臣)を果たす 

モー板を語る上で避けて通れないのがこの「我が闘争」。

musume-seekの名作保管庫です。小説部分だけ抜粋してあります。

市井紗耶香「我が闘争」

いわゆる『娘。小説』の黎明期。野望の人・市井というキャラが徐々に固まりつつあるなかで、突如として屹立した娘。小説の金字塔でございます。同人丸出しの文章力・小ネタの行き渡り加減、そして圧倒的な文章量と見事な結末でモー板のみならず2ch小説最高峰と評されるのも、納得でございます。

この時期は『小説というよりは長いネタ』って感じの小説スレがほとんどでしたが、その完璧なまでの完成度で他のスレとは存在感が圧倒的に違いました。ただ、あまりに作者が凄過ぎたゆえに他の住人がただの観客になってしまい、個人的にはあんまり思い入れが無いスレなのでした。ごめん、あんま語ること無くて。

作者の作者っすさんは、他のネタスレや(流れ者)の雑談スレにたまに見かけましたが、きわめて常識的な人物だったように記憶しております。都会の青年(作者っす)がなんでやねん裕子を結婚詐欺で引っ掛けたのは泣けました。


この流れだと、次回は『もうひとりの紗耶香』かな。